日本の金箔生産では、石川県金沢市が総生産量のうち98%を占める独占的な産地。江戸時代初頭には箔打ちは幕府に独占されていたが、当時の加賀藩が密造を続けた末にその免許の獲得に成功したこと、高湿な気候が箔打ち作業に適していること、金沢市、輪島市、七尾市といった金箔を大量に消費する漆器や仏壇の産地が近くにあったこと等が、主な理由。
金箔製造の副産物として有名なのが、あぶらとり紙である。金地金を叩き広げる際、地金を挟むために用いられる箔打ち紙が、皮脂もよく吸収することから転用されるようになった。
金箔製造に10年以上用いられた箔打ち紙は、「ふるや紙」とも呼ばれ、高級品として扱われる。
一度でいいから使ってみたい。って何もかわらないか?!
子供歌舞伎で有名。曳山(山車)の上で地元の子供たちが歌舞伎を演じる。京都の祇園祭りを見た江戸時代初期の加賀藩主、前田利常が始めたと言われる。
歌舞伎の舞台となる曳山は、江戸時代に作られたもので、今でも改修されながら使われている。中には300年近い歴史を持つ曳山もある。
曳山は町ごとに出されそれぞれ個性があるが、いずれも石川県特産の金箔と漆で装飾され、他の地方の同様の山車より壮麗なのが特徴となっている。曳山は氏子の手で市中を引き回される。引き回されるとき、歌舞伎で使われる拍子木で音頭が取られる。町家の並ぶ小松市の旧市街を曳山が行く様子は見ごたえがある。